T.T.の読書日記

小説,エッセイ,ノンフィクションなどの感想を書きます。

「品がいい人は,言葉の選び方がうまい」山口謠司

自分もついに4月から新社会人となるため,社会人としてふさわしいような言葉遣いの参考になればと思い読み始めた1冊。

正直,自分の期待していたような内容ではなかった。

「おなざり」と「なおざり」の使用法の違いや「叔父」と「伯父」の使用法の違いなど,なるほどと感心する雑学は多かったが,品のいい言葉遣いという題名に合致しているかというと疑問が残った。「了解」という言葉のうんちくなどは,すでに多くの人に何度もこすられているネタであり,時代錯誤な感じがした。

実際にビジネスや日常で使える言葉選びについて学びについて学びたかった自分としては物足りない内容であったが,言葉遊びの雑学としては面白い内容であった。

日常の話のタネに困ったら本書の内容を思い出してみようと思う。